こんにちは。
あげお弦楽アンサンブル・講師のリーナです。
前回は
「アンサンブルやオーケストラへの参加が初めて!」というメンバーの方に向けて、
合奏に向けた個人練習の方法について書かせていただきました。
合奏に向けた個人練習の方法
はじめまして。あげお弦楽アンサンブル・講師のリーナです。今日は、「アンサンブルやオーケストラへの参加が初めて!」というメンバーの方に向けて、私なりの個人練習…
その中で、
・長休符のカウントができるか確認(書き込みOK)
・長休符の直後の入り方などを確認(書き込みOK)
というポイントがありました。
今回はこの「書き込み」について、掘り下げてみようと思います。
「ガイド」の書きこみ例
カウントの手助けになるような表示や書き込みのことをガイドと呼びます。
ガイドは楽譜に記載されていることもありますが、
記載されていない場合は各自でチェックし、練習譜に書き込んでおきます。
書き方には厳格なルールがあるというわけではありませんが、
私なりのオススメをご紹介したいと思います。
(わかりやすく赤で表示しています。もし原譜に書き込みをする場合はくれぐれも鉛筆でお願いします)
自分のパートは16小節休みだけど、9小節目から第2ヴァイオリンが入るので、カウントの手掛かりにしたいとき
長休符の場合、少しでもカウントの負担が少なくなるような書き込みがあると安心して音を出せそうですね。
自分のパートは1拍目から入るけど、第1ヴァイオリンのメロディはアウフタクトがあるので、同時に入らないように気を付けたいとき
第1ヴァイオリンの合図に合わせて同時に出てしまわないよう、アウフタクトの音価を書いておきます。
自分のパートと同じ音形のパートがあるけど、同時ではなくズレて演奏するとき
ずっと全音符のタイでカウントがとりづらいので、メロディ(またはそのリズム)を書き込んでおきたいとき
譜例のような「フレーズが4拍目から始まる場合」などにも有効です。
楽器を表す略語
ガイドを書き込む際は、スペースを取らないよう略語のアルファベットを使うのがオススメです。
第1ヴァイオリン | 1st / 1stVn |
第2ヴァイオリン | 2nd / 2ndVn |
ヴィオラ | Va |
チェロ | Vc |
コントラバス | Cb |
先述の書き込み例のほかにも、
「ヴァイオリンが走りやすい(早くなりやすい)箇所はチェロを聴いてテンポをキープする」という意味で「Vc」と書き込んだりもします。
今回は、ガイドの書き込みについてオススメをご紹介しました。
できる範囲で大丈夫なので、
合奏に向けて事前にどんな書き込みをしたら良いか迷ったら、ぜひ参考にしてみてくださいね。